Survey

豊富な技術・知識で
劣化を正確に把握します

Introduction of Building Survey Technology

建物調査技術のご紹介

建築物は四季の環境変化による経年劣化や自然災害により、ひび割れ・タイルの剥離・モルタルの欠損などの不具合が発生してきます。

これら不具合は建物の美観を損ねるだけでなく、適切な維持管理を怠っていると外壁タイルの落下などの重大災害に繋がり、建物利用者の安全を脅かすものになります。

適切に維持管理することで、利用者の安心安全、また建物の資産価値向上を可能にします。最早、維持管理に取り組むことは当たり前であり、取り組まないことは逆にリスクとなります。

建物調査技術 01

外壁打診調査

従来からおこなわれている一般的な方法です。打診棒で直接外壁を打診することで調査をおこないます。主に足場を仮設したり、ロープアクセスやゴンドラなどを利用して調査することが多い調査方法となっています。

コストと時間は掛かりますが、高精度な調査ができる手法です。

足場仮設での打診

間近で確実に精度の高い調査ができます。大規模修繕等が前提となる調査に適用される場合が多いです。

ロープアクセス

足場作業よりも費用を抑えられ、高層建物にも対応できる調査法です。横移動ができないという作業のしづらさはあります

高所作業車

ロープアクセスよりも安定性がありリスクも低い調査法ですが、作業車を置く敷地やオペレーター、警備員等人員が必要です。

打診調査のメリット

打診調査には以下3つのメリットがあります

信頼性の高さ

作業員が直接音を聞き分けたり、感触で判断するので正確です

精度の高さ

赤外線カメラなどでは分からないタイルの浮きを確認できます

柔軟性が高い

赤外線では難しい立地でも対応でき、また雨天以外なら調査可能。


建物調査技術 02

赤外線外壁調査

赤外線サーモグラフィカメラで対象の表面温度を撮影し、その熱画像の温度変化をもとに外壁の浮きや劣化を判断する非破壊の調査方法です。その作業性と安全性の高さ、また定期報告でも使用できることから、拡大している調査方法です。

赤外線調査で重要になるのが、最適な熱画像の取得とその解析です。弊社では特許工法であるJAIRA(日本赤外線劣化診断普及協会)法にて信頼性の高い調査及び、第三者から見ても明確な報告書を提供しています。

赤外線調査の特徴と仕組み

Feature

特徴1

足場が不要なためコスト削減できる

建物の大規模修繕等における外壁調査の際には、足場を仮設した上で全面打診調査を行うのが一般的です。しかし足場のコストと調査に掛かる時間の問題から躊躇してしまう建物管理者様が多いのも事実です。

一方、赤外線調査では足場を必要とせず、また調査に掛かる時間も短いことから、コストと時間の問題を解決します。

特徴2

特殊建築物等定期調査の定期報告に対応

建築基準法第12条の規定に基づき、建築物の敷地や構造及び設備について定期的に調査・検査を行い、その結果を特定行政庁に報告することが義務付けられています。これを定期報告制度と呼びます。

その中で約10年周期で「全面打診」調査をおこなう必要がありますが、その際の打診調査と同等の方法として「赤外線調査」も認められています。

仕組み

赤外線調査の仕組み

建物の外壁タイル等の表面温度の差異を見ることで内部状態を推測します。

太陽からの日射を受けた熱は、建物外壁から躯体へ伝搬されることで表面温度の上昇を抑えますが、外壁タイルに浮きがある場合、その空気層が断熱効果となり太陽からの熱が正常に躯体へ伝搬されなくなります。

そのため、正常箇所と比べて表面温度が高くなる現象が起こります。その変状を赤外線カメラで撮影し、解析をおこないます。

赤外線調査のメリット

赤外線調査には以下3つのメリットがあります

コストを抑えられる

足場を組む必要がないためコストが抑えられます。

騒音が出ない

赤外線調査は撮影のみなので騒音が出ることはありません。

短期間で調査できる

建物を撮影するのみで作業完了するので工期を短縮できます。


建物調査技術 03

ドローン調査

ドローンに赤外線カメラを搭載することで、赤外線カメラでは難しい超高層の建物などを調査することができる、近年最も新しい調査手法です。

赤外線調査と同じく足場の仮設が必要なく、ドローンが飛ばせる環境にある建物や構造物であれば、効率的に調査することが可能です。

ドローン調査について

Feature

ドローン・赤外線共に専門技術者が対応

国が認めている赤外線調査ですが国家資格はなく、各企業においてのこれまでの経験や技術力などに調査結果が左右されている現状と言えます。

弊社は一般社団法人 日本赤外線劣化診断技術普及協会(JAIRA)の会員であり、特許法にもなっているJAIRA赤外線法による劣化診断で、これまで多くの赤外線調査に携わってきた技術者が調査にあたります。

定期報告における調査方法として認められる

建築基準法施行規則の一部改正により、令和4年4月より定期報告制度における調査方法のひとつとして、ドローン(無人航空機)による赤外線調査が明記され施行されました。

元々、定期報告制度での赤外線調査による調査手法は認められていましたが、この改正で法的にも認められていることが客観視されました。

ドローン調査のメリット

ドローン調査には以下のメリットがあります

コストを抑えられる

足場を組む必要がないためコストが抑えられます。

短期間で調査できる

ドローンで外壁に沿って撮影するのみでスピーディーです。

調査可能範囲の広さ

通常の赤外線では不可能な高層建物の調査も可能です。


建物調査技術 04

漏水調査(紫外線投射発光調査)

従来の漏水調査は、調査員が雨天時に雨漏りと思われる箇所を目視で確認し、見当・処置をおこなっています。しかしこの方法では雨水等の侵入経路を特定するに至らず、再び漏水が再発してしまうというケースが多くあります。

弊社では水の侵入箇所や経路を特定できる画期的な「紫外線投射発光調査」法を採用しており、侵入箇所の特定で余計な工事も必要無いことから修繕費用も大幅に削減できます。

紫外線投射発光調査とは

Feature

工法を問わずあらゆる建造物に対応

紫外線投射発光調査は、水の侵入口と思われる箇所に調査液を散布します。調査液は紫外線を投射すると青白く発光することを利用し、屋内より紫外線を投射することで、水の侵入箇所や経路を特定できるという仕組みとなっています。

木造や鉄骨、コンクリート造など構造や工法を問わず、あらゆる建造物に対応し、晴れた日でも調査が可能です。

レインボービューシステム

紫外線投射発光調査は、一般社団法人 全日本雨漏調査協会の認定する雨漏り調査技師により、特殊な7色に発光する調査液「レインボービュー」と紫外線照射器を用いて、雨漏り箇所の侵入原因を特定するために考案された工法です。
(雨漏り調査工法:特許 第5366338号)

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